カサゴ釣りといえばイソメ系の餌を使うのが定番ですが、僕が最近メインにしているのは「イカ」です。本来ワームをセットする直リグに、あえてイカ餌をつけて狙っています。今回はこのイカ×直リグの組み合わせについて、実釣をもとにまとめてみます。
カサゴ釣りのシーズンと狙うべきフィールド
カサゴが狙えるのは3月から11月末頃まで。フィールドは堤防の下、テトラポット、足場のいい地磯あたりが手軽でおすすめです。狙うポイントは根掛かりしそうな岩と岩の隙間や溝。こういう場所に仕掛けを入れると、ガツンとアタリが出ることが多いです。
サイズ感としては15cm以上が持ち帰りの目安で、それ以下はリリースしています。体感的にはテトラや磯のほうが大型が出やすく、堤防は数は釣れるものの小型が多い印象です。

季節ごとの釣れ方と狙い方
春(3月〜梅雨前)
水温がまだ上がりきっていないこの時期は、活性がそこまで高くありません。浅場には出てきておらず、深めのポイントや岩の隙間・影になった場所に落とすと食ってきます。アクションはリフト&フォールで餌を目の前までしっかり届けてやるイメージ。丁寧に誘うと食ってきます。
梅雨明け〜秋(7月〜10月頃)
この時期が一番のハイシーズンです。カサゴが手前に寄ってきていて食いつきもよく、高活性な状態が続きます。仕掛けを入れればほぼ必ず反応があるくらい釣れやすく、大型も出やすい時期です。テトラや磯の足元を丁寧に探るだけで十分釣果が出ます。
晩秋(11月頃)
シーズン終盤になると手前にいる個体と深場に戻った個体に分かれ始め、全体的に釣れる数が少なくなってきます。釣れなくなるわけではないですが、1釣行あたりの釣果は夏〜秋に比べると落ちてくる印象です。
なお、これはあくまで一般的な目安の話で、上級者であれば冬場でも安定して釣果を出しています。経験と釣り場の知識があればオフシーズンでも十分狙えます。
なぜイカ餌なのか
カサゴ釣りの餌というとイソメが一般的ですが、僕がイカ餌を使う理由は単純で「餌持ちが圧倒的にいい」からです。
カサゴやアカハタ・オオモンハタといったロックフィッシュに餌が届く前に、ベラやフグなどの雑魚に食いちぎられてしまうことがよくあります。イカ餌だとこの「持っていかれ」がほぼありません。一度セットすれば何匹も連続で狙えるので、餌交換の手間も少なく済みます。
イカ以外にもサバなどの魚の切り身で代用することもできます。ただし餌持ちはイカの方が優れているので、安定感を求めるならイカがおすすめです。
また、イカのような大きめの餌を使うことのメリットとして、エビやイソメといった細かい餌と違い、餌取りに一気に取られにくいという点があります。小さな雑魚が群がってもイカはなかなか食いちぎれないので、狙いのポイントまで餌をしっかり届けやすいのです。
使うイカは釣具屋で販売されているイカの餌を選んでいます。スーパーで売っているイカは食用に加工済みで皮が外されており、身持ちが悪く形も細長いため不向きです。釣具屋のものは大きめのサイズで売られているので、針にセットしてから好みの大きさにカットして使います。

直リグを使う理由
仕掛けは本来ワームをセットするための直リグを使っています。ブラクリと比較すると、ブラクリは重りの下に針がついている構造のため、根掛かりした際に回収しづらいことがあります。
一方、直リグは一番下がシンカーで、その少し上にフックがくる構造です。底をコンコンと小刻みに叩くような探り方がしやすく、根の際を攻める釣りと相性がいいと感じています。
仕掛けの目安
- シンカー:3.5〜7g
- フック:5号〜6.5号程度の小型
釣り方・アクション
基本は底をコンコンと小刻みに叩くようなリフト&フォールです。投げて探る場合も同様で、底を取ったらリフト&フォールを繰り返しつつ、ズル引きを織り交ぜるイメージで誘っています。
実釣での釣果
イカ餌を使うようになってから、食ってくるカサゴのサイズが比較的大きめになった印象があります。平均すると15cm前後、1釣行でリリースサイズも含めると10匹以上、持ち帰りは5〜10匹程度というのが大体の目安です。
イカ餌は口の小さい雑魚には食いつかれにくいぶん、釣れてくるのはカサゴ以外のロックフィッシュ(アカハタ・オオモンハタなど)が中心になります。結果的に外道が少なく、狙った魚種に絞って釣果を伸ばしやすいのも利点だと感じています。

まとめ
イソメに比べて餌持ちがよく、雑魚に取られにくいイカ餌は、根魚狙いの直リグと組み合わせることで安定した釣果につながっています。テトラや磯でカサゴ・ロックフィッシュを狙う際は、ぜひ一度試してみてください。

